103: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/28(水) 08:15:39.28 ID:+70QDg8kO
眼鏡娘「だって考えてもみて。きっと私と元気娘ちゃん以外の皆、私が異常な存在だと思ってる。…それってさ、もう私はこの世界から爪弾きにされてるってことなんだよ」
眼鏡娘(それがあのアプリのせいでも、元を辿れば根本の原因は私)
眼鏡娘「だったら抵抗なんてしないで大人しく従うしかないの」
眼鏡娘(私が引き起こしたこの異常は、私が終わらせないと)
眼鏡娘「……最後に元気娘ちゃんに会えて嬉しかったよ。もし私がいなくなっても、忘れないでくれるといいな…なんて」
元気娘「待って……待ってよ!」
元気娘「ただでさえ分からないことだらけなのに、また意味分かんないこと言わないで!」
元気娘「なんで眼鏡娘ちゃんが消えなきゃいけないの?また一緒に遊びに行くんじゃないの?」
元気娘「勝手に一人で諦めないでよ!」
眼鏡娘「……強いね、元気娘ちゃんは」
眼鏡娘(辛くないはずない怪我をしてるのに、こんなところまで来て私を見つけてくれて)
眼鏡娘「さようなら」
眼鏡娘(そんな強さが私にもあれば…)ガサ...
元気娘「…っ!」
ガシッ グイッ!
眼鏡娘「わっ…」
──パシンッ
元気娘「………」
眼鏡娘「………」
眼鏡娘(頬、打たれた…?)
元気娘「……だめだよ……」
眼鏡娘「……」
元気娘「眼鏡娘ちゃんは、そうじゃないんだよ……」
元気娘「……あの時、私を変えてくれたヒーローなんだから…!」
眼鏡娘「……ヒーロー……?」
元気娘「…覚えてる?私のこと…」
ファサ...(前髪を垂らす)
眼鏡娘「………」
眼鏡娘(目元が少し隠れて、いつもより暗い印象……)
眼鏡娘「…………!!」
ーーーーー
「──あの……何か用…?」
ーーーーー
眼鏡娘「まさか………内気娘、ちゃん……?」
元気娘「……」ニコッ
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