98: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/10/12(土) 09:53:50.76 ID:L3t7G6Qz0
苦しく死ぬか、楽に生きるか。
「どうして楽に生きようとしない」
「……」
射抜くような視線に晒されて、私は自らの心、芯がひりつく錯覚に陥る。
なぜ。どうして。
艦娘なんかこれきりやめてしまって、北国の小さな会社で事務仕事をしつつ、旦那と子供に囲まれる生活があったっていい。それはとても魅力的に思えた。過去の私からしてみれば、望外の幸せな……。
「復讐か。姉や友人を殺した深海棲艦が、切り捨てた上層部が、憎いか」
憎い? 憎い……そう。そう尋ねられれば、首を縦に振るしかない。
けれど違う。
「違うわ」
私は、
胸の内が燃えている。
ひりついていたのは視線に晒されていたから? それとも、炎に炙られていたから?
「私は、このままでは終われないと思ったの」
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