8: ◆yufVJNsZ3s
2019/08/19(月) 22:27:45.05 ID:G6ax3z7W0
「ペンと紙を持ってきたぞ」
「おう、グラ子、助かった」
「大丈夫ですか? ペン、握れますか? 意思の疎通は」
私は僅かに指の感覚を確かめて、うん、これならば、なんとかなると首肯。
「あの、まずわたしたちの……わたしたち、から、名乗ったほうがいいんじゃ?」
「それもそうですね」と眼鏡の女性。「提督、私たちの立場を明らかにしても?」
「そうだな。まずは事情を飲み込んでもらうことが優先だろう」
「では、僭越ながら、わたくし大淀が。
初めまして山城さん。我々は、このたび海軍に新設されました、CSARに特化したARS、通称『浜松泊地』のメンバーです」
「……」
……全然、意味が、わからない。
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