79: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/10/07(月) 00:48:43.50 ID:a3VuJV360
結局私は自らの基地コードを確認することすらできなかった。それは私が彼らの言ったことを殆ど真実であると受け止めているということである。悔しいことに。
事実は理解とは無関係に存在している。自らに都合よく、甘やかしてくれる「理解」とは正反対に、やつは冷徹で手厳しい。こちらの意志も、希望も、お構いなしだ。
なんとか嗚咽が零れそうになるのを殺しつつ、「少し考えさせて」と、それだけを言うことができた。不知火が提督を向く。提督は全く不服そうに、「楽に生きるんじゃねぇのか」と漏らす。
あぁそうだ。先ほど彼が示してくれた道筋は、楽に生きることのできる平坦な人生なのだろう。きっとそこにだって小石は沢山あって、私はひとよりも少しばかり躓く回数が多いのかもしれないけれど、命の危険に晒されることはない。
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