【艦これ】山城「不幸のままに、幸せに」
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61: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/09/30(月) 22:58:48.62 ID:P1xDypFl0

 後藤田提督は頭を掻きながら、先ほどまで不知火が座っていた場所へと腰を下ろす。安物のスツール。私だけがベッドに横になっていることが申し訳なくなるくらい。
 大きなひとだった。肩幅が広い。背丈もある。筋肉、特に首筋から胸元にかけてが丸太のようだ。事務仕事を主とする艦娘相手の提督には珍しいタイプ。

「体調はどうだ」

「随分とよくなりました」

 嘘ではなかった。まだ完全に痛みが引いたわけではないが、体も動かせるし、食事だって自力で摂れる。会話だって。
 その答えに彼は満足したように頷いた。

「うちのメンバーにはもう全員?」

「はい、会いました。みんないいひとばかりで」

「いいやつらには違いないが、一癖も二癖もある。まぁ、狭い船の上じゃあ、それくらいのほうが退屈しなくていいもんだ。
 誰かからうちの話は聞いたか」




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