22: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2019/08/21(水) 01:33:32.45 ID:zqrS27Hw0
「食事やリハビリについては、この施設で賄うことができます。ある程度状態がよくなれば、軍の病院にも移送することは可能です。いまはとにかく体を休めることを優先に考えてください。
常に我々がつきっきりというわけにも行きませんが、基本的に誰かしらはいる構造になってますので、不便があればいくらでも呼んでくださいね」
なにからなにまで、申し訳ない。
「浜松泊地」なる救助隊が設立され、活動に勤しんでいるという話は初耳だった。新設と自ら謳うのだから、本当に最近できたばかりなのかもしれない。
私は部屋をぐるりと見渡す。大淀は先ほどから「我々」と口にしている。銀髪で怜悧な女性も、和服の少女も、傷の多い男性も、みな救助隊のメンバーなのだろう。
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