196: ◆yufVJNsZ3s[saga]
2020/03/08(日) 11:20:05.23 ID:d80kTEDO0
「深海棲艦の存在、そして艦娘の奮戦が公にされ、広く支援を募られるようになってから数年が経ちます。そうですね、かの『鬼殺し』で一悶着あったころでしょうか。しかし、いまだ我々艦娘は、大手を振って地元に凱旋できる身分ではない。所詮汚れ仕事の請負人です。現代に甦った徴兵制の犠牲者です。深海棲艦を撃ち殺す調和の破壊者とまで。
悔しい話じゃあないですか! この青葉が今回記事にするのは、決して作戦行動が全てではありません。『艦娘』として働くみなさん、そして『人間』として生きるみなさんを活き活きと描き出す記事にしたいと考えています。
よろしくお願いいたします」
お辞儀。
「と、言うわけで」
夕張は笑った。口の端から涎が一滴、糸を引いて地面へ垂れる。
その目は爛々と輝いている。
「今から演習場で、親睦でも深めよう?」
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