「我々の願いは、この素敵な道具が叶えてくれる」
↓ 1- 覧 板 20
17: ◆dTsdr7bVTg[saga]
2019/08/18(日) 22:11:07.49 ID:All9ssB20
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
戦士「いや勇者、かたじけない」
僧侶「まさか、勇者さんが私たちを蘇生させてくれるとは思いませんでした」
魔法使い「……ま、ありがとね」
勇者「過ぎたことは過ぎたこととして……」
勇者「俺達の目的は魔王を倒すこと。その一点に注力して、また明日から進んでいこうよ」
僧侶「そうですね。よろしくお願いします」
戦士「ところで勇者、この街には我々を蘇生するために敢えて立ち寄ったのだと思うが、この後どう進むつもりなのだ?」
勇者「ああ、この先魔界への入り口があると思われる北方地域に向かうには、この街を通って海沿いに進む経路と、少し戻って、この街の手前にある丘から山道に入る経路の二つがある」
僧侶「どちらを通っていくんですか?」
勇者「海沿いの道を進もうと思う」
勇者「海沿いの道の方が平坦で見通しもいいから、北方に早く着けるし、魔物の奇襲を受ける恐れも少ない」
戦士「山沿いの道の方が魔物は少ないと聞くが」
勇者「山沿いの道は人ひとりしか通れないような狭い尾根や谷沿いの道も多いらしいよ。行軍するには危険が多すぎるって」
28Res/24.92 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20