双葉杏「透明のプリズム」
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111: ◆YF8GfXUcn3pJ[saga]
2019/08/18(日) 03:17:20.22 ID:OJA0wgUK0



――目の前には、無数の選択肢が転がっている。

どれを選んでもいいし、何も選ばないという選択肢ですらちゃんと目の前に落ちている。
どれを選んでも、選択の結果として、当然のように責任が付きまとう。
そのうち正解はひとつかふたつ程度だし、何を選ぼうが後悔することになる場合だってある。



でも、だからこそ。

選ばされるんじゃないんだ。

選ぶんだ。

選んで、無数の責任を背負って、時に後悔して、時に過去の自分を恨んで、そうやって生きていけばいい。

大丈夫。

人は後悔できるようなつくりになっている。



何色だっていい。

青色でも、夕焼けのようなオレンジ色でも、一点の濁りもない白だっていい。

夜明けのような黄色でも、太陽の沈みゆく瞬間の藍色だって許される。

空は緑色だっていいし、世界を真っ赤な嘘で塗りたくったっていい。



君の世界に色を塗るのは、君自身なんだ。





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