11:名無しNIPPER[sage saga]
2019/08/15(木) 13:55:12.01 ID:b+ONhgEc0
<織田莱香視点>
「おい。大丈夫か?」
「はぁはぁはぁ。」
余りの悪夢に涙を流しながら荒い呼吸を繰り返していた。少し落ち着いて八幡の無事を確認した私は八幡に抱き付いた。
「八幡。良かった。夢だったのね。」
「俺は大丈夫だから莱香落ち着け。それにしても酷い夢を見たみたいだな。」
「夢で良かったけど問題は此れが正夢で未来で起きる出来事なのかどうかね。杞憂に終われば良いんだけど…。」
「それなら正夢になっても対応出来るように対策を取れば良いと思うが…。どんな夢を莱香は見たんだ?」
「夢は大きく分けて2つね。由比ヶ浜結衣が八幡にしたことが近隣住民に知られ北海道に引っ越すの。そして由比ヶ浜結衣が引きこもりのフリーターになって両親が悲観して無理心中を起こすの。」
「それが本当ならヤバイな。昨日の時点ではまだ由比ヶ浜結衣は引っ越して無かったが至急確認する必要があるな。」
「問題は此方ね。逆恨みした葉山隼人は自室に遺書を残してその後登校してきた私と八幡を銃で射殺した後に自害するの。」
「確かに此方は注意を促して未然に防ぐ必要があるな。莱香に全面的に協力するよ。」
この日八幡と私は学校を事情を説明した上で休んで鶴見先生も急遽休みを取って留美と共に比企谷家に来てくれたのである。
陽乃への連絡を通じて雪ノ下家と葉山の両親にも比企谷家に来て貰う事になった。雪乃も学校を休んだが葉山隼人に気付かれないように来るように要請していた為に葉山隼人は学校に登校していた。
比企谷家には比企谷家と織田家と鶴見家と雪ノ下家と葉山両親が集まっていた。
「済みません。急遽集まって貰ってありがとうございます。実は私が非常にやばい夢を見ました。夢で良かったのと同時に此れが予知とかなら不味いと思い万が一に備えて集まって貰いました。」
「莱香さんが焦る位よ。かなり酷い夢を見たと判断したわ。それで見た夢の内容を教えて貰えるかしら?」
鶴見先生が話を促して来た。
「大きく分けて2つの内容でした。由比ヶ浜結衣と葉山隼人に関係する内容でした。1つ目は由比ヶ浜結衣関連は由比ヶ浜結衣が八幡にした内容が近隣や職場等に知れ渡り北海道に転勤しました。
そして常識皆無の由比ヶ浜結衣は就職しても長続きせずフリーターで引きこもり生活となりそれを悲観した両親が由比ヶ浜結衣を殺害し無理心中をした内容でした。」
「それに関してだけど。実は昨日の夕方5時過ぎに由比ヶ浜結衣さんの御両親が来て北海道に転勤するので今度の土日に引っ越して月曜日から新生活させるとの話だったわ。」
「つまり、現実になる可能性は否定出来ないって事ね。まさか此処にいるメンバーなら信じるかも知れないけどそういう夢を見たから気を付けろと言って信じないだろうから此方は現実にならない事を祈るしか無いわね。」
53Res/34.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20