【ダンロン】ダンガンロンパ・クエスト【オリキャラ】後編
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52: ◆DXWxLR/SkYo1[saga]
2019/10/03(木) 23:27:26.99 ID:gTu9NrYA0
津浦「……」

御影「どう?」

津浦「ダメですね、言語の違いはあれど中身に関しては特筆したものはありません」

読み終わった本の山に新しく1冊加えて津浦は大きく伸びをする。

その目には隠しきれない疲労感が漂っていた。

御影「休憩した方がいいんじゃない?今お茶持ってくるよ」

津浦「ありがとうございます。Ms.御影」

御影「これぐらいしか出来ないし」

持ち込んだペットボトルのお茶を津浦に渡す。

それを飲みながら津浦はそんな事ありませんよなんて私に笑いかけてきた。

津浦「こうしていてくださるだけでワタシには励みになりますから。元々ワタシは怖がりでしたから、1人ではやはり押し潰されてしまうので」

御影「怖がりなのはよく知ってるよ」

銃を持ち出した時とか、本当に焦ったし。

津浦「……前にMr.赤穂にも話したのですが、そんなワタシがここまで生きていられたのは奇跡だと思うんです」

御影「奇跡……」

津浦「はい。だからワタシは……」

御影「それはきっと、全員そうだよ」

津浦「えっ」

御影「私や千は殺されかけたし、六山も処刑されかけた。佐場木や道掛だって何があってもおかしくなかった……如月は、よくわかんないけど」

御影「今生きていられるのが奇跡なのはみんな同じ。だから津浦だけが気負わなくていいよ」

津浦「……」

御影「……なんて、私は思うんだけど」

津浦「……ふふっ、ありがとうございます。Ms.御影」

御影「特にたいしたこと言ってないし」

津浦「いえ、少し焦ってたので……本当にありがとうございます」

津浦は笑ってまた本を読み始めた。

まあ、役に立てたなら……よかったかな。


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