【ダンロン】ダンガンロンパ・クエスト【オリキャラ】後編
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337: ◆DXWxLR/SkYo1[saga]
2019/12/01(日) 20:30:44.83 ID:0WliKnZA0
如月「っ……!」

古黄泉「ハ、ハハハッ!本当に折りやがった!やっぱり頭のイカれた殺人鬼はやる事が違うなぁ!」

六山「っ、っ……」

垂れ下がった僕の左腕を見た六山さんが泣きそうに顔を歪めます。

そんな顔をしないでください……僕は大丈夫ですから。

古黄泉「ハハッ、じゃあ次は片足を折れよ!しなかったらどうなるかわかるよなぁ!」

如月「……」

その後も、古黄泉幽星の言うがままに僕は自分を傷つけます。

古黄泉幽星……そんなに愉快ですか。

愉快でしょうね、あなたは僕をいつも周りに危害を加えるという形で抑えてきた。

その枷がなくなったと勘違いした僕のせいで赤穂さんは殺され、今も六山さんが危険な状態。

僕自身も、僕を嘲笑いたいぐらいです。

六山「……」パクパク

如月「……?」

六山さんが、何かを言っている?

六山「……」パクパク

如月「……!」

六山さん、あなたは。

古黄泉「ハハハッ!じゃあ次は……!?」

片足だけで跳ねるように古黄泉幽星に向かいます。

古黄泉「なっ、お前!?こっちには人質が」

如月「覚悟の上です……僕も、彼女も!」

六山「……」コクッ

【ここで如月くんが殺されたら、わたしも彼に殺される】

【わたしは……こんな奴に殺されたくない】

【わたしだって、死ぬ覚悟は出来てるから】

【だから2人で、彼を……】

この状況を生んだのは僕の責任。

彼女を殺す事などしたくはない。

しかしこのままではただこの男に殺されるだけ。

だから僕は。

僕は……

古黄泉「や、やめろ、来るな!」

如月「――六山さん、すみません」

六山「わたしも、ごめんね」

交わす言葉はそれだけ。

僕はそのまま、右手で彼女もろとも、古黄泉幽星を――


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