マミ「最後に残った道しるべ」
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8: ◆do4ng07cO.[saga]
2019/08/09(金) 01:09:50.01 ID:akEPncPz0


杏子「助けて貰ったうえにケーキまでご馳走になっちゃって、なんだか図々しいよね、あたしって」

マミ「招待したのはこっちなんだし気にしないで。私も魔法少女の子と一緒にお茶できてうれしいもの」

杏子「ならいいんだけど...」

そういえば、あたしと会ってからのマミさんはずっと笑顔だ。

あたしたち魔法少女は、毎日が戦いだ。無論、一般人を巻き込むわけにもいかないし、魔法少女同士だったら、グリーフシードの小競り合いばかり。

それを踏まえれば、嬉しくなってしまうのも当然かもしれない。

杏子「でも...あたしのほうこそ、今日マミさんと会えてよかったな」

マミ「えっ?」

杏子「あたし、魔法少女としてはまだ半人前だからさ、お茶しながら色んな話聞かせて貰って勉強になったよ」

杏子「何も考えずに闇雲に戦ってたあたしと比べて、マミさんはこれまでの魔女との戦いを自己分析してノートに纏めたり、魔法の使い方を研究したり...その上、戦いに必要な心構えもしっかり持ってて、実戦においても強くて頼りになる。こんな凄い魔法少女が隣町にいたなんてあたし驚いたんだ」

マミ「そ、そんなことないわよ///」テレ

杏子「だから...その、マミさん。お願いっていうか、図々しいついでっていうのもなんだけど...」



杏子「あたしを、マミさんの弟子にしてもらえないかな?」





――――これが、あたしと彼女の出会い。

あたしが憧れていた、彼女との出会い。



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