47:名無しNIPPER[sage]
2019/08/05(月) 22:36:40.15 ID:f+nH/MKh0
深々と頭を下げるお爺さんに俺は困惑する。当然の事をしたまでだ、何度も感謝されるとむず痒い。
「なんと寛大な……冒険者様、ギルドに行けば報酬が貰えるでしょうが、私からも受け取って頂きたい物があります」
「え……それは…」
良いのかな、貰っちゃっても。正直貰えたら嬉しいけど、介抱までして貰ったし。何か悪い気もするけど、やはり貰えるものは貰おう。俺には足りない物が多すぎる。
お爺さんは大きな箱を部屋の脇から引きずって持ってくる。
大きいな、なにが入ってるんだろう。
「……開けても?」
「はい、是非」
「おじーちゃん、これ何が入ってるの?」
「これはな、冒険者様に必要な物が入ってるんだよ」
「……!これは…! 」
有り体に言えば新しい服、剣、瓶に入った赤い液体。
これは嬉しいな、服があれば変な目で見られなくて済む。そして剣。これでやっとまともに戦えるかもしれないな、長さ的にショートソード?なのかな?
赤い瓶は恐らく、いや、間違いなく回復役だな。色で大体相場は決まってるもんだ。
「ありがとうございます。物凄く助かります」
「いえいえ、感謝を形にしただけですよ」
『うわぁぁぁああ!!!』
外から聞こえた男性の叫び声が耳を劈く。
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