244:名無しNIPPER[saga]
2019/08/23(金) 00:31:30.60 ID:6HErdMwE0
「そうだよね。じゃあ…俺は寝るから、おやすみ」
俺は知人に会えた事よりも就寝を優先する。
「ちょっと!待ちなさい!」
「俺が悪かったよ、許してくれって」
「そうじゃなくて!」
「え?なに?」
「ちょっと中に入りなさい」
「えぇ…」
「えぇじゃない!早く!」
女の子から部屋に呼ばれるシチュエーションなのに、こんなに嬉しくないとは一体…。俺は扉を開けると既に着替え終わっている女がベットに腰掛けて俺を見ていた。
あの時の短パンにチューブトップの服装ではなく、今はキャミソールにジーンズを着用していた。今更だが、あの垂れたうさ耳はロップイヤーっていう兎の耳に似てるな。
俺は近くの椅子に腰掛け、欠伸をしながら女を見る。一体何だってんだ。
「で、どうしたんだ」
「さっきの続きよ、あんたここで何してんのよ」
「…寝に来たんだけど……」
「殴るわよ」
「こっっわ」
冗談のつもりだったが、凄い形相で睨まれた。
「あれだよ、ちょっと依頼で寄っただけ。明日にはここを発つかも」
「…ふーん」
女は怪しむ様な目で俺の顔を覗き込んでくる。
「…何か隠してるでしょ、わかるわよ」
「あー…そういや嘘を見抜くの得意だったんだっけ…」
「そうよ。それで、何を隠してるの?」
「(安価下)」
354Res/270.58 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20