103:名無しNIPPER
2019/08/10(土) 09:22:25.38 ID:swoF+qcF0
「ジャスミン…ちょっと良い?」
「えつ…あ、はい…?」
ジャスミンは俺の傍にトコトコと駆け寄ってくる。もう何でも可愛く見えてきた。クレアとお爺さんも何かを話しているが、内容はわからない。
俺は寄ってきたジャスミンに耳打ちする様に小さな声である事を聞く。
「ジャスミンのスリーサイズ教えて」
「……えっ?」
聞こえなかったか、仕方ないもう一度。
「ジャスミンのぉ──」
「き、聞こえてましたよっ!……そうじゃなくて…その、あの…あぅ……」
顔を真っ赤にして、手をモジモジとさせている。おいおい、抱き締めたくなるじゃねぇか。
「わ、私……その…は、測った事……なくて……」
もう目を閉じて絞り出すように喋っている、恥ずかしさの限界か。測った事ないと来たか……ならば仕方ない、俺の目測で測るしかないな!
「測った事ないんだね、じゃあちょっと失礼して……」
「ふぇっ…」
俺は顎に手を当て、舐め回すようにジャスミンの肢体を凝視する。俺は元の世界での元カノを参考にする。
「ぁ…あゎゎ……そ、そんなに……見ないで…」
「あ、ごめんごめん。もう大丈夫だよ」
俺の目測結果、83-54-75と見た、良い身体してんねぇ!合ってるかわかんないけど!
「付き合わせてごめんね、じゃあ俺達も寝ようか」
「あ、はい…」
俺とジャスミンは天幕へと、就寝に向かった。
〜
翌朝。俺達は野宿の道具を片し、再びノース帝国への道へと戻る。湖沿いに進み、反対側に行かなければならない様だ。
俺は大湖を眺めている。間にこんな湖があったら交通の便が悪いだろう、橋でも作らないのかな、とか考えていた。
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