天海「アイランドモード?なんすかそれ?」【ダンガンロンパ】
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596: ◆6V8mSlZQhU[saga]
2019/08/07(水) 23:14:56.58 ID:HM8JH0Sr0
〜廊下〜

今でも違和感だった。

俺はさっき王馬くんに助けを求めた。

ただそれは正しいことだったのか?

いやあのまま茶柱さんに殺られて良かったと、言いたいわけではない。

ただ俺はどうにも歯痒い感じが全身に残ったことに苛立ちを隠せなかったのだ。

何に苛立っているのか?

何をそんなに考えているのか?

天海(はぁ……眠って気分落ち着かせましょう…)

天海「王馬くん、何はともあれありがとうございました……君が居なければ色々な意味で殺されてた気がします」

王馬「にしし、別に良いって」

暗闇の廊下の中、俺達の声と足音だけが聞こえる。

すぐに王馬くんの部屋の前に着いた。

天海「じゃ、おやすみなさい王馬くん……また明日会いましょう」

俺はそう言って彼に背を向けた。

だが確実に彼が最後、俺に向かって何かを言った気がした。

俺は振り替えり、尋ねた。

今、何か言いましたか?、と。

彼は何とも言えない顔で俺に向かってこう言った。

王馬「……俺、天海ちゃんに隠してることがあるんだ」

なぜ彼はそんなことを言ったのかは分からない。

ただ今の彼は嘘をつかない、それだけは知っていた。


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