未来「翼と入れ替わってたときの話」【ミリマス 】
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19: ◆z80pHM8khRJd[saga]
2019/07/30(火) 00:24:54.23 ID:UbedML5p0
さて冒頭こそ危なかったものの、振られたとき以外黙っておく作戦でラジオは割と順調に進んだ。
「それではお便りのコーナーいくわね。ラジオネーム〇〇さんから、この前のライブ最高でした! 特に翼ちゃんが可愛かったです! とのことで」
静香ちゃんがお便りを読み終わると、うれしかったのか翼が反応しちゃった。
「えへへー! ありがとうございまーす! 次もモテモテのハッピーライフ目指して頑張るから応援してくださーい! ってあっ!」
言い終わったあとに自分のミスに気付いたのか、「しまった!」という顔をするけどもう遅い。どうしよと目を合わせてくるけど、私にはどうにもできないよ。
こっそり静香ちゃんを見ると、私たちに対して怒っているのか、プルプルと震えていた。
「な・ん・で未来がこたえるのよ! 翼宛てのおたよりでしょう」
翼が目をそらしながら、ごまかすように言った。
「で、でへへ〜そうでした。仲間が褒められてうれしくって」
「もう未来ってば。ほら翼なんとか言ってやりなさい」
あまりしゃべってないからか、静香ちゃんに話を振られる。どうにかして翼っぽいコメントを出さないと……
「え、駅前に出来た新しいアイスクリーム屋さんのアイスが食べたいなぁ。ダメぇ?」
「何でこのタイミングでアイスの話になるのよ!」
そんな感じでグダグダになりながら、ラジオ収録はなんとか終了した。収録が終わったあと、私と翼はガミガミと叱られたのだった。
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