魔物使い「汚らしい! ボクに触れるなっ!」竜の子「汚らしいのは、お前だっ!!」
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13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/27(土) 22:34:08.50 ID:jtQcW+hGO
「ぐぇっ!? おぇっ!?」
「苦しいですか?」

静かに尋ねながら、何度も何度も腹部を殴る。

「がはっ……や、やめろっ!」
「いいえ、やめません。人の痛みを知るまで」
「ぐあっ……もう、やめっ」
「痛いですか?」
「い、痛い! 痛い!」
「苦しいですか?」
「く、苦しい……! 苦しい!」
「腹痛とはどのようなものかお判りですか?」
「わ、わかった! わかったから!」
「いいえ。あなたはまだ何もわかってません」

殴るのをやめて、生贄娘は魔物使いに諭した。

「あなたが何を恨み、そしてどれだけ世界を憎んでいるのかは知りません。しかし、だからと言って、排泄を管理する理由にはなりません」
「何を、言って……?」
「よくお聞きなさい。誰もが自由に排泄をする権利を奪うことは、この私が許しません。そのことをその、さも悲劇のヒロインを気取った愚かな脳髄に、しかと刻み込みなさい! 」
「ひぃっ!?」

そう言って魔物使いの顔面に跨り、生贄娘が脱糞によって断罪しようとした、まさにその時。

ぶりゅっ!

「おっと」
「えっ?」

ひらりと生贄娘が身を翻して頭上から落下したそれを回避し、魔物使いの上にそれは落ちた。

どすんっ!

「ぐあっ!?」

『それ』は見上げるような巨大な糞であり、糞に埋もれた魔物使いは、文字通り糞に塗れた。


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