16: ◆JyWIBaCRzU[saga]
2019/08/02(金) 17:54:21.58 ID:e2BN+nXpo
エドモン「勿論自制をしてマスターの側についた英霊共もいた。その話を抜きにして味方になった者もな。そういう奴らはこの暴動を予見してすぐに動き出していた」
エドモン「もっとも、反乱軍の苛烈な攻めに一気に押し込まれて捕まった奴らも多いがな」
藤丸「なんてことだ……」
エドモン「今は全てを疑え。敵と味方の判断は正確にしろ。何もかもを失いたくなければな」
藤丸「……うん。でも……皆を敵だなんて思いたくないな……」
エドモン「それは諦めろ。時を置けば熱した頭も冷えるだろうが、今はその時ではない」
藤丸「……分かった」
エドモン「ク……ようやく調子を取り戻したか。そうだ。ここは最早お前の戦場だ! 今は進むべき道も定かでは無い……しかしマスター! 待て、しかして希望せよ! 貴様の道は常にそれと隣り合わせだったな!」
藤丸「うん。大丈夫、きっと僕の辿るべき道は見つかるよ。さ、行こ…………う?」
エドモン「…………どうした、マスター?」
藤丸「いやあの……エドモン、顔色が悪いけど大丈夫……?」
エドモン「…………そうだな。そうか、そうだった。忘れていた訳ではない。今が最悪な時だからこそ、希望を持たせるべきだと思っていたが……そうだ、お前はいつもこういう時……」
ドサッ
藤丸「エドモーーーン!?」
「安心してください。猛毒を少し付着させただけですので」絆10
藤丸「な、何一つ安心できないよね……?」
「えぇえぇ、安心してくださいマスター。母の愛はどんな不安や恐怖をもあっという間に消し去ってしまいますから♪」絆10
藤丸「……あ、あぁ……そんな……」
「さて、ますたぁ。何か申し開きはありますか? あっても聞く気はありませんが。浮気した者がどうなるか……身をもって知ってもらいましょう」絆10
藤丸「うわぁぁぁぁあ!!!」
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