精霊使いのお姫様「魔女殿を助けたくはありませんか?」竜の子「助けたい!」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/24(水) 20:51:32.55 ID:a/Td8N0wO
「ほほう。これまた随分立派なお城ですねぇ」
あの後、すっかりへそを曲げてしまった生贄娘をどうにかこうにか竜の子が説得し、魔女が連れ去られたと思しき城の前までたどり着いた。
城門は堅牢であり周囲はお堀に囲まれ、見張りの衛兵の数も多くどこにも隙は見当たらない。
「生贄娘、どうするつもり?」
「もちろん、中へ入ります」
「どうやって?」
「私に考えがありますので、お任せください」
そう言って生贄娘は竜の子の手を引いて、正面から桟橋を渡り、城門の扉をドンドン叩いた。
「ごめんくださーい! 開けてくださーい!」
「ちょっとちょっと! 困るよ、君たち!?」
あまりに堂々と目の前を横切るものだから呆気に取られついつい桟橋を渡らせてしまった衛兵達が我に返り、慌てて生贄娘の狂行を止めた。
「もしもーし! 開けてくださーい!」
「やめなさいって! お城になんの用だ!?」
衛兵達の制止の声になど聞く耳を持たず、ドンドン城門を叩き続ける生贄娘に仕方なく衛兵が尋ねると、ようやく扉を叩くのやめて答えた。
「実は、おトイレがしたくて……」
「はあ? トイレなら、城下町にあるだろう」
「しかしもう、限界でして……それに、弟も」
このタイミングでまた僕の出番かと竜の子は度肝を抜かれたが、演技をして、話を合わせた。
「う、う〜ん……お姉ちゃん、苦しいよぉ」
「どうか、おトイレを貸してくれませんか?」
「そう言われてもダメだ。規則だからな」
「ですが、このままでは、私も弟も……」
「ダメだ。町のトイレを使え」
「ならば、致し方ありません」
とりつく島もない衛兵に深々と嘆息して、生贄娘をその場にどっかりと、しゃがみ込んだ。
「い、生贄娘……?」
「若様、覚悟を決めてください」
「ほ、本当にするの……?」
「息を揃えて、同時に漏らしましょう」
「なっ!? お前たち、よせっ!?」
何をしようとしているのかを察した衛兵達が青い顔をして止めに入るその最中、城門が開き。
「あなた達、一体何を騒いでいるのですか?」
「ひ、姫様!?」
騒ぎを聞きつけたこの城の姫君が、姿を現した。
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