キャル「形のない幸せの形」
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37:名無しNIPPER[saga]
2019/07/24(水) 15:03:48.67 ID:srlTj69v0
一ヶ月後──

キャル「はぁ……新しい仕事、死ぬほど疲れるわ〜……。頭使うし、目も疲れるし、あっという間に参っちゃいそうよ……」

ペコリーヌ「前のお仕事はクビになっちゃったんですよね……う〜、かわいそうに……」

キャル「クビじゃなくて部署替え。転職……ってほどでもないしね」

キャル(あたしのことを唯一『家族』と呼んでくれるあのお方。少し前までは、その方に仕えてプリンセスナイトの監視とペコリーヌの抹殺をするべく動いていた)

キャル(でも、あたしにはもうその任務は遂行できなくなっちゃったから……殺される覚悟で陛下にお願いしてみると──)

キャル「正直なところ、通るなんて思わなかったわ。ま、まぁめちゃくちゃ怒られたし、ちょっと痛い目も見たけど……」

ペコリーヌ「…………」

キャル「怒らないで、ペコリーヌ。あの人なりの優しさなのよ、きっと」

キャル「書類の整理とか、秘書みたいな仕事に回してくれてさ。結局あたしをそばに置いてくれてるわけだし」

ペコリーヌ「……お家は追い出されちゃったじゃないですか」

キャル「ふふっ、そうね。ま、そのおかげで──」

キャル「着いた着いた。ただいま〜」

ペコリーヌ「ふぅ♪ おかえりなさい、キャルちゃんっ☆」

キャル「ええ。おかえり、ペコリーヌ」

ペコリーヌ「えへへ……ただいま♪」


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