女「夢桜、どうか散らないでいて」
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162: ◆YBa9bwlj/c[saga]
2019/08/11(日) 05:35:22.92 ID:JDMl+INM0

女父「……黙って聞いておれば知ったようなことをつらつらと……」

女父「よいか男君、この子の幸せは、この家の幸せだ」

女父「女は我が家の大切な娘。その価値を高めるためにどれだけの心血を注いでこの子を育ててきたか、君に分かるか?」

女父「元々素直なところもあり、この子は本当に素晴らしい娘に成長してくれた。もうどこに出しても恥ずかしくない自慢の娘だ」

女父「……この子は青年殿と結婚し、この家に安寧をもたらす。青年殿もこれ以上なく出来た方だ。必ずこの子を幸せにしてくれるだろう」

男「お言葉ですが、彼女の意思はどこにございますか?」

女父「それが愚問なのだよ」

女父「女性とはかくあるべきなのだ」

女父「これは世の常。我々貴族の間では当然のこと。女性はな、一人では何も出来ないほどに弱い存在だ。だからこそ私達が幸せへの道を敷いてやらねばならぬ。世間に認められるよう、その値打ちを高めてやらねばならないのだ」

女父「君のような者には分からぬかもしれないがな」

男「……女性と男性、同じ人間であるのに、どうしてここまで差があるのでしょう」

女父「哲学か?…すまないが、私はもう君達の問答に付き合うつもりはない」

女父「謝罪はしかと聞き届けた。男君が私に向けた言葉の数々も、不問にする」

女父「……二度と私達の邪魔をせぬと誓ってから──」

男「──直接、訊いてみては如何でしょうか」

女父「む?」





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