竜の子「まるで、生命の輝きみたいだ」生贄娘「なかなか、言い得て妙ですね」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/07/21(日) 22:14:06.75 ID:kW3uxFR3O
「若様、ズボンが乾いたら出発ですよ」
手際よく、ズボンを洗い、干す人間の娘。
竜の子の旅の道連れであり、パートナー。
腰まで伸びた亜麻色の長い髪が陽光に照らされキラキラ輝き、サラサラと風になびいている。
何故同行しているのかを説明するのは簡単だ。
「うん、わかった。ありがとう、生贄娘」
ドラゴンへの生贄の娘。
それがこの者の正体だ。
元々はドラゴンの巣に対してちょっかいをかけた愚かな人間への報復として父が襲撃した集落に暮らす住民であり、そして竜王の怒りを鎮めるべく捧げられた人柱。つまり、生贄だった。
旅のナビゲーター兼アドバイザーとして、同行を父と母に認められた経緯がある。
「ごめんね、またズボンを汚しちゃって」
「いえいえ、なんてことはありませんよ」
「でも、もうこれで5度目だし……」
「若様はまだ幼いですから致し方ありません」
「早く大人になりたいな……」
「いつまでも子供のままで居てください」
「どうしてそんなことを言うの?」
「若様のおしっこの匂いが好きなので」
「もう!」
生贄娘は、優しいけれど、頭がおかしい。
そういうところが、竜の子の母と似ていた。
そういうところが、親しみやすく感じていた。
竜の子の母は、元々は魔物使いの人間だった。
その人間とドラゴンの間に産まれた、竜の子。
ドラゴンと人間の特徴を兼ね備えた、ハーフ。
人間でも魔物でもない混じり者の孤独な忌子。
そんな竜の子の旅路は、困難に困難を極めた。
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