善子「それでも私は■■を愛して生きていたいのです」
1- 20
40:名無しNIPPER
2019/07/21(日) 04:47:38.53 ID:gGVI8GvBO
「この阿鼻叫喚の下界で、地べたに足をつけて必死に行きてきたじゃない」

「あなたは“わたし”の代わりに、傷だらけになって、矢面に立って来た」

「臆病な私の代わりに、時折しかこの世界に堕ちてこないわたしの代わりに、必死になって立ち向かって来たじゃない」

あんた……。

「わたしは貴方、だから貴方の事は何でもわかる、でも、貴方はそうじゃない。わたしの事を知らないから、分からなくて、拒絶しているから、貴方は今苦しみ、痛めつけられている」

…………。

「わたしを簡単に知れたら苦労はしない、そもそも、自分を傷つけるヤツの事なんて、会いたくなんかないに決まってるわ。でも、“わたし”に消えて欲しいって貴方の想い、それは間違いなく失敗に終わる。貴方の悲願は達成されること無くきっと貴方の命は潰えるわ」

「でもね、必死に藻掻いていれば-50万が49万になったりするのよ。少しずつ、きっと少しずつ、貴方の苦しみが和らげられる日が、来てもおかしくないのよ」

「だからね津島善子ちゃん、”わたし”からお願いがあるの」

…………何。









         ぁ ぃ
「貴方に“わたし”を理解してほしいの」


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
45Res/33.13 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice