善子「それでも私は■■を愛して生きていたいのです」
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26:名無しNIPPER
2019/07/21(日) 04:34:00.06 ID:gGVI8GvBO
週末になって参加した葬儀は、恙無く進行していきました。


「それでは故人との最後のお別れです」


祭壇から棺が下される、出席した遺族、親族、関係者達が順繰りに最後の言葉をかけ花を一房、棺の中に入れていく。

すすり泣く声、静かに亡骸に囁く声、空気を読むなど知らない子供の母親に大声で甘える声。

間違いなく異質な空間でした。人一人の死が、此処まで物事を歪ませている事を考えると、空恐ろしくなりました。

やがて、私やお父さん、お母さん、の順番が回ってきました。

お父さんとお母さん、二人は式の間目に涙をうっすらと浮かべていました。二人がこのお婆さんと喋っている所など、数えるほどしか見たことが無いのに。


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