1:名無しNIPPER[saga]
2019/07/21(日) 02:01:48.91 ID:F9dCTe+L0
雪乃「誰にその銃口を向けるかしら」
雪乃「銃という殺傷能力の高さを見れば,誰にも向けるべきではないのは自明の理だけれど」
雪乃「極度の感情の高まりが,誰かに向けさせてしまうことはありえるわね」
由比ヶ浜「よくわかんないんだけど,憎い人に向けるってこと?」
雪乃「多くの場合はそうでしょう.それに加えて.銃は持ち主に過剰な征服感を与えてしまう.つまり,生殺与奪の権利ね.
そのとき,誰かを撃ちたいという欲求は強く表れるでしょうね」
八幡「なあ,こんなときに話すことか?」
雪乃「学校が武装勢力に占拠されてしまった今だからこそ,考える価値があるのだと思うのだけれど.的谷君」
由比ヶ浜「!!そうだ.誰かを撃たせて,その欲求を満たしてあげればいいんだね!」
八幡「こえーな.おまえら」
ここは,某学校.よくわからん武装勢力に占拠されてしまい,教室に取り残された奉仕部はピンチなのだ.
放送によると,生徒は体育館に集めるように指示されている....
八幡「やっぱり,体育館に向かった方がよくないか?多分先生たちもいるだろ」
雪乃「ばかね.パニック抑制と逃げられないために集められているのよ.飛んで火に入る夏の虫だわ」
由比ヶ浜「あたまいいなー」
八幡「でも俺らが見つかったら,アウトだろ」
雪乃「拘束されるか,悪くてその場で撃たれるわね」
由比ヶ浜「だめじゃん」
スピーカー「・・・・我々の要求が受け入れられない時は,一人ずつ死んでいくだろう!政府と警察の無能さを呪うがいい!」
雪乃「コホン」チラッ
八幡「よく考えたら雪ノ下って学校随一の才女なんだよな・・・俺も見習わねーとな」
由比ヶ浜「ゆきのんについていけば,安心だね!」
雪乃「そ,それほどでもにゃいのだけれど」
由比ヶ浜「それで何の話をしてたっけ?」
雪乃「比企谷君をハチの巣にする話よ」
八幡「やっぱアホだな」
雪乃「は?」
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2:名無しNIPPER[saga]
2019/07/21(日) 02:35:51.50 ID:F9dCTe+L0
八幡「よく考えろよ,相手は学校に恨みがあるわけじゃない.感情に左右されているわけでもない.入念に計画して,学校占拠を行ったんだ」
由比ヶ浜「!?」
雪ノ下「その根拠を聞きたいわね」
3:名無しNIPPER[saga]
2019/07/21(日) 02:46:57.85 ID:F9dCTe+L0
由比ヶ浜「あれ?」
八幡「どうした由比ヶ浜」
由比ヶ浜「先生が武装勢力の味方なんだよね」
4:名無しNIPPER[saga]
2019/07/21(日) 02:56:00.60 ID:F9dCTe+L0
雪ノ下「比企谷君,男でしょう,的になりなさい.私たちを守ると思って」
八幡「男女平等参画社会には賛成してるんだよ,俺は」
由比ヶ浜「死にたくない,死んで」
5:名無しNIPPER[saga]
2019/07/21(日) 03:23:43.34 ID:F9dCTe+L0
葉山「おっと!」
目の前にいたのは,イケメンのクラスメイトとその背中に隠れるようにしてこちらを見つめる,一色だ.
そして一瞬後,葉山の正拳が顔面に突き刺さった.
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