【モバマス】 木村夏樹「道とん堀には人生がある」
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36:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/15(月) 05:04:07.11 ID:VQj+6fZHO
「よし、じゃんじゃんいこうぜ!」
「……ああ!」
もんじゃ焼きといえば小さいコテでちびちび食べるイメージだが、癖になる味に二人の手は無意識に伸び、あっという間に完食。
鉄板上にはもんじゃがあった燃えかすのみが残り、しかしそれもプロデューサーが油とコテを駆使して綺麗に掃除する。
まっさらになった鉄板。
「夏樹チョイスに任せたが、これは何だっけ?」
「お好み焼きの『定番ミックス』と『豚辛チーズ』、それから『ネギ塩カルビもんじゃ』だな」
「よっしゃ、お好み焼きからいくか!」
「オッケー! アタシが混ぜるぜー」
「ぽんぽこ!」
そして、鉄板上にお好み焼きの中身が二つ並べられ、第二回戦が始まった。
鉄板をじっと見つめ、今か今かと焼き上がりを待つ二人は、まるで幼い少年少女のように何の穢れもない。
繁盛する店の喧騒と、立ち上る煙。
白くぼやけた世界は、まるで誰かの脳裏に浮かぶいつかの日々。
そんな幻想に誘われ童心に返った二人は、今日を忘れただこの瞬間を謳歌する。
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