鷺沢文香「本に、命を」
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17: ◆jEbRvHU8C2[sage saga]
2019/07/14(日) 15:59:08.32 ID:UfnhAP/w0
と、ここで気付いてしまいます。
事務所でも読書する機会が多い私ですので、栞を用いる機会も同じくらいあり、
ともすれば私はプロデューサーさんの嫌いなことを見せつけてしまっていたのでしょうか。

読む本は事務所名義のでなく私の持ち物だからと見逃して貰えていた可能性が、
既に私は嫌われてしまっていて…でもそれならば
こうしてオフに付き合ってくれて2人きりになる提案をしないハズ、
…否、私は叔父さんの本を持ち出すことも伝えましたから、
これ以上に本が被害にあわないよう監視するために着いてきて、
…と、雑念で思考も動作も曇り切ったまま作業を続けてしまったせいで。

手にした本の重みが、まるで奈落へと引き摺り堕とすように作用し、
ぐらりと歪む視界と、そこに続く浮遊感。


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