199: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:30:13.92 ID:6Fy41Xha0
ペパロニ率いるクアトロチームは大洗の背後――十字路の西側へ向かっている。
が、まだドゥーエとトレのどちらが十字路の北へ、どちらが南へ向かうかは決めていない。
「……過去のループでは、北にティーポ89、南にM3リーがいたはずですが」
200: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:32:36.30 ID:6Fy41Xha0
八九式が北にいるから。
そんな理由で決めてしまえば、我々は過去のループを利用したことになる。
……そりゃあ我々は、ループによって試合経験を積んでしまっている。
201: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:36:00.61 ID:6Fy41Xha0
十字路の南を大きく迂回して街道を抜け、木々の間を進んでゆくと、やがて遠目にM3リーの車体が見えた。
砲身は我々の方角とは真逆――街道側へ向けており、どうやらこちらにはまだ気付いていない様子である。
202: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:39:53.81 ID:6Fy41Xha0
なるほど……。となると、ペパロニはほとんど大洗側のスタート地点まで行ってしまったわけか。
素直に考えれば、W号、三突、38(t)の三輌はクアトロの先を進んでいることになる。
というか、よほどの奇策を打ってこない限りそうするだろう。
203: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:42:09.82 ID:6Fy41Xha0
大洗包囲の意味の一つは逃げ場を塞ぐこと、そして一つは有利を取ることである。
ドゥーエチーム三輌に対して、相手はM3リー一輌。
ここで仕留められずして我々に勝機はない。
204: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:44:21.58 ID:6Fy41Xha0
「あー、トレも、できればティーポ89を仕留めて欲しいが、決して無理はせず――」
『余裕でできるっすよ!』
205: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:46:08.31 ID:6Fy41Xha0
「よおし、よく言った! ならば任せたぞパネトーネっ!」
来年には私が消え、再来年にはカルパッチョとペパロニが消える。
その頃はこいつらの番だ。
206: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:47:39.68 ID:6Fy41Xha0
私が宣言すると、少々の沈黙の後、
『あー、トルメンタ作戦ってなんだったっすか? だぜ』
207: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:50:14.91 ID:6Fy41Xha0
私が合図すると、CV33とセモヴェンテがP40を置き去りにM3リーへと突撃してゆく。
ただし背後からではなく、迂回して街道側からだ。
まずはCV33がその姿を見せ、遅れてセモヴェンテがM3リーの前方へ飛び出す。
208: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/15(月) 19:51:21.12 ID:6Fy41Xha0
M3リーの乗員は全て一年生。
突然の奇襲には、目論見通り動揺している様子だ。
とはいえ、なかなか車長の肝が座っているらしく、あっという間に体勢を立て直して逃走を図ろうとしているのは、さすが大洗といえるだろう。
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