アンチョビ「一万回目の二回戦」
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146: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2019/07/14(日) 23:06:10.08 ID:8naFKaaW0

 アンツィオは、本当は弱いのだろうか。

 時折、頭をもたげるようになったその考えは、アンツィオの学園艦へ帰った後も続いた。
 その度に私は首を振って頭の中から追い出したが、それでも何度も何度も復活する不安は、まるで呪いのようだった。
 カルパッチョへの相談も考えたものの、口に出したら二度と消えてくれそうになくて憚られた。

 サンダースへは、学園艦へ帰った翌日に電話をかけた。
 カチューシャとの件を報告すると、ケイは「カチューシャならそう言うと思ったわ」と笑った。
 だからケイは付いてこなかったのかと合点がいき、もやもやとしたものを感じた私は「だったら初めから教えておいてくれてもいいだろ」と一言文句を言った。



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