7:名無しNIPPER[saga]
2019/07/09(火) 00:06:39.40 ID:zmX2O7Gg0
環「じーっ……」
育「なんでそんなに見てるの? ぼくに何かおかしなところでもあるの?」
環「ねぇ、どうしてイグナスはターニャのことを天使とまちがえたの?」
育「えっ、何のこと?」
環「だってイグナスがターニャの前で目を覚ましたときに、そう言ってたぞ」
育「ああ……あのときのぼくは、きっと自分は死んだものと思ってたから。そんなときに目の前にきれいな女の子がいたら、誰だって――」
環「そうなの? ターニャ、今までそんな風に言われたことなかったから、ふしぎだなーって思ってたんだ。あっ、髪の毛はきれいってよくミランダにほめられるぞ」
育「言われたことないって、冗談でしょ? だって君はこんなに……しかもどこかのお嬢様なんだろう?」
環「お嬢様じゃなくて、お姫様なんだぞ。知らないの? ……あ、そっか。ターニャ、お城の式典とかもう何年も出てないから仕方ないよね」
育「お姫様って……まさか君が、病気でずっと療養してるっていうヴォルフス王国第三王女の!?」
環「そうだぞー。びっくりした?」
育(どうりで……でも、とても病気で伏せってるようには見えないけど……。って、そんなことよりぼく王女様相手に友達みたいにすごく失礼なことを!)
環「くふふ♪ おどろいてるイグナスおもしろいぞー」
育「……ターニャ王女は、この屋敷でミランダさんと二人で暮らしてるんですか?」
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