54:名無しNIPPER[saga]
2019/07/09(火) 00:32:55.91 ID:zmX2O7Gg0
海美「それはね、はい。これだよ!」
環「マリーナお姉様! それって…」
美也「なんと。王家に伝わる伝説の聖剣ですね」
育「聖剣って、まさかあのヴォルフス建国の伝説に登場する、魔物をたおしたっていう初代王配の剣ですか?」
海美「そう。そのまさかだよ! それをイグナスに預けるよ」
育「ええっ!? なんでそんな大事なものをぼくに」
恵美「イグナス、君の出自を詳しく調べさせてもらったよ。どうやら君には高い魔法の潜在能力――それも光を操る性質の能力を持っているみたいだ」
恵美「君が三年前のあの凄惨な事故から無傷で生き延びられたのも、無意識のうちにその魔力が解放され身を護ったからと考えられる」
恵美「僕は元々この国の人間じゃないし、生憎剣よりも弓矢が得意だからさ、この剣の潜在能力を最も引き出せるのは君以外考えられない」
海美「初代王配も元は心優しい普通の市民だった。大丈夫。剣術のことなら私が簡単にレクチャーするから」
育「一応剣術も習い事で経験はありますけど……それならぼくよりもマリーナ王女の方が上手く扱えると思います」
海美「私、王女だけど魔力は大したことなくてさ。それに警察の特別顧問として、これから色々しなきゃいけない仕事があるから」
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