52:名無しNIPPER[saga]
2019/07/09(火) 00:31:49.07 ID:zmX2O7Gg0
――移動中
育(馬車っていうから陸地を走るのかと思ってたけど、ふつうに空を飛んでる……って、それよりも今は手紙のことが大事だ)
育「カタリーナ王女の魂を狙って、あの悪魔が王都に現れた――ってことか」
環「この国一番の美しい魂の持ち主って、やっぱりカタリーナお姉様のことだったんだ」
美也「カタリーナ様がいると思われる国立大学の図書館が、突然謎の黒いオーラで覆われてしまったとのことですが……見えてきました。あれでしょうか」
環「すごい、ほんとに真っ黒――なら、お姉様は悪魔につかまっちゃったの!?」
美也「いえ、悪魔が現れたのは王都の西側の門の前。国立大学とは逆方向です」
美也「お手紙の中でメルセデス様が推理されているとおり、危険を察知したカタリーナ様が何らかの魔術を使って障壁を張ったとも考えられます」
環「お姉様は魔法の勉強をするためにサジタリアス王国に留学して、メルセデスお義兄様に出会ったんだよね。魔法の勉強は、ターニャのために……」
育「そうだったんだね…」
美也「どうやら西門はすでに突破されているようです。急ぎましょう。ミャオ馬車、フルスロットルですよ〜」
ミャオ馬車「みゃーお」
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