八九寺真宵「はにかみましょうか?」阿良々木暦「是非お願いします!」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/06(土) 21:03:17.43 ID:p06yTTmjO
「いけませんね、阿良々木さん」
「悪い。僕としたことが、つい」
「私が北白蛇神社の神様であることを差し引いたとしても、幼い少女を誘拐するのは犯罪です」

そんなことはわかってる。重々承知の上で。
それでも、可愛い八九寺を持ち帰りたかった。
だからつい、行動に移した次第である。
いやはや、これは困ったことになったぞ。
首尾よく自宅に幼い少女を連れ込んでしまった僕は今、自己を正当化する方法を考えていた。
何か良い方法はないものかと悩み、閃いた。

「阿良々木家を神社に改築しよう」

神社の神様を持ち去ることが問題であると言うならば、僕の自宅を改装して新たな神社とするというのはどうだろう。我ながら名案である。

「たとえそうしたとしても、幼い少女を連れ去った容疑が晴れることはありませんよ」
「なに、人に罪はつきものさ」
「それは戒めの言葉であって、断じて開き直りの言葉ではありませんよ、罪人さん」

いつになく厳しい八九寺に戒められるという新たなプレイに目覚めかけている僕に対し、やれやれと嘆息を吐いた神様はこんな質問をした。

「もっと私に厳しくして欲しいですか?」
「もっとお前に優しく甘えさせて欲しい」
「でしたら、甘噛みをして差し上げます」

よくかむ神様からの、甘噛み。
なんて甘美な響きなのだろう。
厳しい八九寺も悪くないが僕としては断然、優しい幼い少女のバブみに甘える方が良かった。


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