12: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2019/07/06(土) 23:41:06.43 ID:v4mIZk0S0
俺は今四つん這いの状態で耐えている。少しでも気が緩むとヌルンと滑って転びそうだ。奈緒に洗い流す用の水を取りに行ってもらっている。帰ってくるまで耐えねば
……しかし、やって良かったと思う。彼女の衣装を俺が着ることで、一層奈緒の容姿や可愛さ、これまでしてきたことの理解が深まったような気がする
もっと早くすれば良かった、と心のどこかで思った。けれど、もうそういう小さなことは気にかからなくなっていた
奈緒の事が知れただけで、今はもう満足だ。彼女の気持ちになることも、彼女の痛みを抱えることも出来ない。けど、知ることが出来た
そう思うと気が緩んでしまった。
ぬるんっ、と滑って後頭部を思いっきり打った。
気がつくと病院だった。脳震盪を起こしていたらしい。
「なんで股間を出していたんですか?」
主治医に問われた
「ある人の気持ちになろうとしていたんです」
正直に応えた
今度ははぐらかすことはなかった。だってもう、俺は俺がすることに恥ずかしいことなんかなかったから
「わかった……うん……とりあえずね、乳首隠さなくて良いから先に下を履いてね」
「はい」
外を眺めると雨が降っていた。いつか奈緒が傘を持って迎えに来てくれたことを思いだした。
空に虹が架かるのを待ちわびながら、俺はビキニの上(ブラの方)を外し、包み込む形で股間を隠した
『終わり』
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