彼女の痛みになれたなら【デレマス】
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11: ◆U.8lOt6xMsuG[sage saga]
2019/07/06(土) 23:37:39.29 ID:v4mIZk0S0

「らちが明かないし、もう……」

奈緒が小声で何かボソボソ言っている。頭を掻きながら、俺の方に歩み寄ってきた。

「その……アイドルは楽しいし……やって来て、よかったとは思ってるよ」

彼女はすんなりと、俺の欲しい言葉を言ってくれた

「こんな状況だけどさ……これは、本心だから……」

「奈緒……」

嬉しかった。報われたような気がした。

俺は乳首を隠しながら立ち上がる。ローションで立ち上がれずにまた転んだ。滑らないように、足裏のローションを両手で拭った。手までヌルヌルになって余計に立ち上がれなくなった

四つん這いで体を持ち上げていく。生まれたての子羊よりプルプルしながら、俺は奈緒へ向かって顔を上げた

「ありがとう、奈緒」

「こんな状況で言われたくないなぁ……」




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