74:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/02(火) 06:52:40.72 ID:nMYKt+U7O
ダイヤ「し、しかし。……あらゆるものの、数値を計算するなどと……そんなこと、出来るのですか?」
鞠莉「そこがAIの凄いところなのよ。……考えられない計算スピードで、あらゆるものを計算して、その通りに振舞えてしまう」
鞠莉「だからこそ、入れ替わりが起き得るの」
鞠莉「AI……知能だなんて言葉がつけられてるけど、やってることは統計だったり確率だったりの計算なの。……ただただ、計算が信じられないくらい速いってだけ」
ダイヤ「……しかし。その、”だけ”に……計算に、わたくしたちも巻き込まれてしまうのですね……」
ダイヤ「わたくしたちの、知能。……それは、計算の速さ、精確さ、そしてそれらを用いて、統計的に最も望ましい結果に近づくという手順さえ踏めば。容易に再現できてしまう」
鞠莉「……そうね」
ダイヤ「……」
鞠莉「まぁ、そんなにシンプルなことじゃないんだけどね。あくまで原理的に、そうなり得るって話で……ようやく、そんなことになり始めたってことだけど、簡単にいくとは思えないしね」
曜「……ロボットが、人間に近づき始めた……」
鞠莉「そう。まあ、もし本当にロボットが人間と見分けがつかないものになったといたら、そんな存在はもう、ロボットなんて名前じゃなくなるかもしれないわね」
梨子「ロボットではない、か」
花丸「……創作の世界だと、人間を改造したものをサイボーグと呼んで、人間型のロボットをアンドロイドって呼ぶこともあるずら」
鞠莉「……そういうことなら。アンドロイドっていう言葉が、正確になるのかな」
梨子「……人間そっくりな、機械。……それが、アンドロイド……」
ダイヤ「……途方もない話ですわね……」
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