64:名無しNIPPER[saga]
2019/07/02(火) 06:37:11.43 ID:nMYKt+U7O
花丸「おらの家、ご飯の時はテレビ見ないから。……いいなあ果南ちゃん。おらは土曜日の一週間分の放送しか見てないずら」
果南「あ〜マジか。何気にクラスメイトとの話についていけなくなるやつだよね、それ」
花丸「そうなんだよ。水曜ぐらいから、だんだん話がわからなくなってきて……でもネタバレはされるし」
65:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/02(火) 06:37:57.44 ID:nMYKt+U7O
鞠莉「あのさ。……話、してもいい?」
曜「……AZALEAは無視してもいいんじゃないかな、この際」
66:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/02(火) 06:39:48.52 ID:nMYKt+U7O
善子「AI……。ダイヤじゃないけど、最近ニュースでよく聞く話題ね。それが、どうかしたの?」
鞠莉「善子もよくぞ聞いてくれたわ!……オハラとしても開発の支援を行ってきて、技術の発展を促している分野なんだけどね!いや〜、今まで、AIって、言葉だけが一人歩きして、いつかロボットが人間に代わるとかなんとか言われて、でも実際にはAIを人型のものになんてしてなくて、単なる統計の計算を人間よりもずっと速くやるもんだから、そのための道具に使ったりだとか、あと色々な場面には使えるけどそのいろんな場面を規定するのは結局人間だから、汎用知能としてのAIなんてものが出来るかって話があったりだとか……」
善子「長い。要するに?」
67:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/02(火) 06:41:27.80 ID:nMYKt+U7O
曜「……ちょっと、よくわかんないな」
鞠莉「そうねぇ。……チューリングテストって、皆は聞いたことある?」
梨子「ちゅーりんぐ……」
68:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/02(火) 06:42:25.67 ID:nMYKt+U7O
善子「へぇ。……で、結局、チューリングテストって?」
ダイヤ「……何のためにわたくしが話したと思っているんです……!」
善子「だってわかんなかったんだもん!」
69:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/02(火) 06:43:16.54 ID:nMYKt+U7O
ルビィ「……それって。もし、機械が人間にとって、本当の人間と話してる時より、機械の方が人間と話してる気がするなって思ったら、機械が人間になっちゃうってこと?」
梨子「!」
70:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/02(火) 06:47:51.23 ID:nMYKt+U7O
ルビィ「……人間らしく振舞える、機械……」
曜「……なんかさ。そこまでいくと、なんでも真似出来ちゃう気がするね」
71:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/02(火) 06:48:44.88 ID:nMYKt+U7O
千歌「……へんすう?」
果南「……かんすう?」
鞠莉「……。お勉強しなさい、二人とも」
72:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/02(火) 06:50:14.72 ID:nMYKt+U7O
鞠莉「まあ、今はそれは置いといて。……曜の言う通り。あらゆるものを、数で表せるのだとしたら。……それがどんな数で、どういった値があるのかさえ知れれば。それを再現するのは、容易いってことなのよ」
善子「……ゲーム的に考えれば。このキャラはこういう成長して、今こんな攻撃力だから、ってのがわかれば、チート使えれば……同じキャラを作るのはカンタンってことね」
花丸「……ゲーム脳」
73:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/02(火) 06:51:57.12 ID:nMYKt+U7O
鞠莉「花丸、人間の心を知れるから、小説はゲームより上って言ったわよね?」
花丸「あ、うん。……あ、はい」
鞠莉「でも、もし心の……気持ちとか、行動とかも、数値化できるなら。……そういった、心の物語も、創り出せちゃうって思わない?」
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