梨子「未来のあなたが知ってるね」
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29:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/01(月) 22:30:20.63 ID:LeKpDSJgO
ルビィ「……でね。善子ちゃんにアイドルの勉強のために借りた本が、凄く面白くってね」

果南「へぇ。善子、何の本貸したの?」

ダイヤ「アイドルの勉強になるような本……わたくしも興味がありますね」
以下略 AAS



30:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/01(月) 22:31:22.47 ID:LeKpDSJgO
梨子(学校から出て、気付いたら流れで松月に寄ろうってなって。皆が思い思いに話をして、歩を進める中……私は、部室での話を思い出していた)


梨子「……人間には不可能なことを起こす、[亡霊]か……」

以下略 AAS



31:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/01(月) 22:31:54.74 ID:LeKpDSJgO

梨子「ねえ、千歌ちゃん」

千歌「ん、なあに?」

以下略 AAS



32:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/01(月) 22:32:45.62 ID:LeKpDSJgO

梨子(……実は。私は、もしかしたら[亡霊]に会ったことがあるのかもしれないと、思っていた)

梨子(善子ちゃんの話を聞いていて、ふと、思い出したことがあった)

以下略 AAS



33:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/01(月) 22:33:29.01 ID:LeKpDSJgO
梨子(あれは、私が内浦の家に着いて、私の大事なピアノが届いた日だった)

梨子(……ピアノが弾けない。でも、ピアノはここに来て、ここにあって。……でも、それを引くための心が、私が、ここにいなくて)

梨子(言い表しようのない気持ちが広がって……でもどうにかすることもなくて。ただ、家の前に広がる海を、見に行って……)
以下略 AAS



34:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/01(月) 22:33:59.14 ID:LeKpDSJgO
梨子(……そこには、確かに、ヘンな雰囲気がした原因があった)

梨子(……その人は。首から下げたペンダントを握りしめ)

梨子(……物凄く驚いたような……あるいは、呆然としたような表情を、していた)
以下略 AAS



35:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/01(月) 22:35:32.34 ID:LeKpDSJgO

梨子「……。あの。……落ち着きましたか?」

「うん。・・・・・・ありがとね。わざわざお家まで運んでくれて、休ませてくれて」

以下略 AAS



36:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/01(月) 22:36:21.21 ID:LeKpDSJgO
「そんな気を遣わなくて大丈夫だよ。よく覚えてないし」

「ま、でも自分の生まれた場所だしってことで。せっかくだから、時間を取って観光してたんだよ」

梨子「……そう、ですか」
以下略 AAS



37:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/01(月) 22:37:15.13 ID:LeKpDSJgO

「・・・女子高生ってところまでは言わなくても大丈夫だったけどね。そっか、梨子ちゃん、か・・・・・・」

「梨子ちゃん。ありがとね?・・・・・・」

以下略 AAS



38:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/01(月) 22:38:19.96 ID:LeKpDSJgO

「・・・・・・私の名前は、”ハオ”。文字は、言葉の葉と、数字の百を組み合わせて、”葉百”って書いて”ハオ”って読むんだ」

梨子「……ハオ……」

以下略 AAS



39:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/01(月) 22:40:22.08 ID:LeKpDSJgO
梨子「その。……葉百さん、私を見て驚かれていたと思うんですけど」

「ああ。そうだね・・・・・・」

梨子「私。何か、おかしかったですか?」
以下略 AAS



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