263:名無しNIPPER[sage saga]
2019/07/04(木) 20:20:44.49 ID:jKKfMeypO
千歌「そんなのなかった。だって、事実が事実としてある以上、たとえ不自然であっても理由がないことはあり得るから。……そんなところかな?」
梨子「……確かに理由のない不自然はあり得ると思う。偶然という言葉で説明はつくからね」
千歌「だったら……」
梨子「でもね、偶然は偶然。そう何でも説明の出来るものじゃない」
千歌「……梨子ちゃんはさっきから、説明がつくかどうかばっか気にしてるよね。どうして説明できないこともあるって考えないのかな?」
梨子「……今回に限ってはそうはいかないからよ。千歌ちゃん……」
梨子「少なくとも不自然な状況だったり、信じられないことが“何度も“起こったとしたら……それは偶然という言葉だけで全て説明できるものじゃない。それはさっき話した通りよ」
千歌「・・・じゃあ、梨子ちゃんはどう考えるの?」
千歌「今までの梨子ちゃんの考えの通りだとしたら、不自然なことって理由があって起こったのか偶然そうなったかのどっちかになるはずだよね」
千歌「でも、今までの話はそのどっちでもないんだよ」
千歌「だとしたら……」
梨子「……だとしたら、そのどっちでもないことが起こったと考えるしかない。……そうじゃないかな」
629Res/559.61 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20