男「恋愛アンチなのに異世界でチートな魅了スキルを授かった件」 3スレ目
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277: ◆YySYGxxFkU[saga]
2019/09/23(月) 03:02:06.15 ID:oA3RdXrf0



傭兵「魔族。戻ったのか」

魔族「……よく気付いたな」

傭兵「当たり前だ。音もなく忍び寄る司書がいるものか」



 傭兵が振り返ると司書は全身から光を発した後、金髪褐色角付きの姿に戻る。



魔族「最初からおまえを欺けるとは思っていない」

傭兵「そこはかとなく不機嫌なところを見ると、どうやら作戦は失敗したようだな」

魔族「……ああ。あの魔導士の少女に今回は『変身』を見破られてな。あと一歩で宝玉を盗めたんだが」



傭兵「そうか。では次はどうする? この地で粘るか、それとも別の場所に向かうか」

魔族「ああ、それに関しては……とある連中から提案があってな」



傭兵「提案?」

魔族「触りだけ聞いたが悪くない話のようだ。これから交渉に向かう。付いてこい」

傭兵「了解した」



 そして伝説の傭兵と魔族も図書室から去るのだった。




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