石動乃絵「しんいちろーのお尻の中にもあぶらむし〜」仲上眞一郎「やめてくれ!」
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2:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/30(日) 23:23:45.00 ID:ZOjUA0V2O
「……本当にいいのか?」
「うん。邪魔して、ごめんね」

また、比呂美が謝罪を口にした。
その責任の一端は、眞一郎にもあった。
こっちが変に遠慮するから彼女にも余計に遠慮させてしまうのだろうと思い、眞一郎はさっさと歯を磨いて顔を洗ってしまおうと、そう考えたのだが、これが結果的に大悪手だった。

ときに、朝の支度の際、歯を磨くのと顔を洗うので、どちらを優先するべきか考えてみよう。

顔を洗ってさっぱりしてから歯を磨くのも悪くないが、眞一郎としては効率を優先して先に歯を磨いてから、口元に付着した泡ごと顔を洗い流すやり方が幼い頃からの習慣であった。

どちらが良いとも悪いとも言えないのだが、イレギュラーのあったこの日の朝に限っては、先に顔から洗うべきだったと言わざるを得ない。

「ん?」

パクリと歯ブラシを咥えて、違和感を覚える。
なんだか、いつもと味が違うような。
すると、立ち去る間際の比呂美が気づいた。

「あっ……それ、洗顔の……」
「えっ?」

言われて手元を見ると、眞一郎の手には洗顔フォームが握られており、どうやら味の違いはそのせいで、自分が大失敗をしたのだと悟った。


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