石動乃絵「しんいちろーのお尻の中にもあぶらむし〜」仲上眞一郎「やめてくれ!」
1- 20
13:名無しNIPPER[sage saga]
2019/06/30(日) 23:40:21.82 ID:ZOjUA0V2O
「とても素晴らしかったわ」
「そりゃどうも」

乃絵の賞賛に素っ気なく返す眞一郎。
すっかり乗せられてしまった感が拭えない。
元気を取り戻した乃絵はスカートから体操服に穿き替えており、眞一郎もまたジャージ姿だ。
よりにもよって彼のクラスでは本日体育の授業がなく、学校に体操服を持って来ていなかったので、恥を忍んで友人である三代吉に借りた。
その際に事情を説明せざるを得なかったわけだが、恐らく共通の友人である安藤愛子、通称あいちゃんには筒抜けとなったであろう。

そんな憂鬱が溜息となって、口から漏れ出た。

「溜息なんて吐くのはやめなさい」
「お前はいいよな、今日体育があって」

乃絵の自前の体操服を羨み、また溜息を吐く。

「今度溜息を吐いたら、口を塞ぐから」
「口を塞ぐって、どうするつもりだよ」
「眞一郎は、どうして欲しい?」

石動乃絵は卑怯だと、眞一郎はつくづく思う。
微笑みながら、ペロリと舌で唇を湿らすあたり、わざとやっているとしか思えなかった。
だから彼はそれ以上溜息を漏らすのをやめた。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
19Res/18.95 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 書[5] 板[3] 1-[1] l20




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice