9: ◆TOYOUsnVr.[saga]
2019/06/28(金) 06:26:19.37 ID:hRYw497E0
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レッスンスタジオに到着してすぐ、更衣室でウェアへと着替え、タオルなどを手に指定されているレッスンルームに向かう。
まだ早い時間であることもあってか、いつもと比して静かな廊下を小走りで抜け、目的の部屋に入るとそこには既に今日レッスンを共にするユニットメンバーの二人がいた。
「おっ、奈緒ちゃん。おはようございまっス」
「おはよーっす。美優さんも比奈さんも早いなー」
「いえ、私も比奈ちゃんもついさっき来たところですから」
アップを始めている二人に混ざり、あたしも入念に柔軟を行う。
プロデューサーさんに提案された、例の質問を今投げかけてみようか、とも思ったけれど、そのせいでレッスンに身が入らなくなってしまってはトレーナーさんにもユニットの二人にも申し訳がないから、今はレッスンに集中したいと考えて帰りに聞くこととする。
それからしばらくして、トレーナーさんがレッスンルームへと入ってきた。
「よし、揃ってるな。アップも済んでる、と。上出来だ」
言って、トレーナーさんは両手を打ち鳴らして、あたしたちに起立を促す。
あたしたちもそれに従って立ち上がり、自然と想定されているフォーメーションでの位置に並んだ。
「さっそく合わせていくからな。しっかりついて来るように」
三人揃って「はい!」と返事をして、気合を入れる。
そこからは鬼のようなレッスンが始まった。
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