5: ◆OtiAGlay2E[sage]
2019/06/24(月) 03:45:42.05 ID:v/g2u2sn0
「あ、隣だね」
すると自分の隣から声がした。隣の席の子だろう、声からして女子のようだ。友だちに向けていた体をねじるように声のした向き、反対側へと向ける。
さっきも言ったがこの学校は生徒数だけは無駄に多いので、一年経った今でも誰だコイツとなることは珍しくない。
去年の間に聞いたことのない声だったのでおそらく僕は初対面の女子だろう。そもそも面識のある女子が何人いるのかという話でもあるのだが。
「私、佐竹美奈子っていいます。よろしくね」
佐竹美奈子、そう名乗った彼女はにっこりと微笑んだ。
45Res/33.88 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20