【オリジナル・安価&コンマ】宇宙を駆ける者たちの物語Part3
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82:名無しNIPPER[saga]
2019/07/09(火) 23:53:05.54 ID:AKnUeyo50
「潰れちゃえ♡」

バズーカを彷彿させる大型ライフルから、漆黒の光が放たれる。

クルリ、とロールして難なく躱すバルキリア。光の進む先には、宇宙港の商業ベースが。

「あっ…」

ビームが外壁に触れ、黒穴が生まれ、膨れ上がり。空間の歪みの中にあらゆるものが呑み込まれ、音も無く姿を消した。

異常を検知した制御システムが隔壁を全封鎖、破損エリアを切り離す。壊れた壁から、亡骸が溢れ出す。

「…酷いこと、するのね」

「あちゃ〜。外れたかぁっ…!?」

死角からのビット急襲。それを宙返りで回避し、両腕のビーム・ソードで応戦する。

すかさず、もう一機のアンノウンが、全長50Mはくだらないバスターキャノンを構え、連射する。

人並外れた機動力を以て、射線外に出る。が、それに合わせて銃弾も曲がった。

「誘導兵器、ね。少し厄介かも」

リーゼも対抗し、拡散モードのショットガンで速射し、全てを撃ち落とす。

「…ビットを戻して。これからは、少しずつ"詰める"必要がある」

『了解。敵の攻撃に気を付けなさいよ!』

高速で戻って来たソードビットを、サブスラスター周辺に回収。翼を広げ、バルキリアは母艦の方に飛翔する。

それを妨げるように、アンノウンは進路を防いだ。


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