納豆キムチ女「……納豆キムチの味がする」納豆キムチ男「……当たり前だろ」
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名無しNIPPER
[sage saga]
2019/06/22(土) 23:15:12.47 ID:luxIPjs0O
「ふぅ……美味しかった」
「なら、さっさと帰れ」
「うん……お邪魔しました」
あっという間に、ペロリと完食して。
納豆キムチ女は、あっさりと帰って行った。
その後、同じメニューを独りで食べながら。
一緒に食えば良かったと、後悔した。
とはいえ、食い物に罪はない。やはり美味い。
キムチの辛味と、白菜のシャキシャキ感。
納豆の独特な匂いと、粘り気が絶妙にマッチ。
そして濃い目の味付けにより、ご飯が進む。
極め付けの、チリトマト味のカップラーメン。
後悔に苛まれる俺の胸を、温めてくれた。
要するに俺も納豆キムチご飯が大好きだった。
「……お邪魔します」
「また来たのか」
それから、月に2〜3回ペースで、会うことに。
場所は、俺の家だったり、彼女の家だったり。
目的は、納豆キムチご飯を一緒に食べるため。
新たな食べ方を模索することなどはなかった。
「美味しいね」
「ああ、そうだな」
この会話もお決まりだった。お約束である。
食べ終わると、いつも同じやりとりをする。
その度に、彼女の艶めいた唇を見て、思う。
キスしたら納豆キムチの味がするのだろうか?
我ながら、馬鹿な発想だとは思うのだけど。
どうやら、馬鹿なのは、俺だけではなくて。
どちらからともなく、唇が接近していって。
「……納豆キムチの味がする」
「……当たり前だろ」
糸を引く唇は当たり前のように、美味かった。
【納豆キムチ味のキス】
FIN
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