西住まほ「おいら、ボコだぜ!」
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47: ◆DLwRpsYLYI[sage]
2019/06/20(木) 01:59:05.04 ID:AXmJ8DO/0
みほ「試合の途中だったけど、仲間を助けたくて……それでね、結局その助けようとした私の所為で試合は負けちゃって……色んな人に怒られたなぁ。大会十連覇の掛かった大切な試合でって……助けた人達にも言われたりしたの。私達の所為で負けるなら、助けて欲しくなかったって……」ギュウウ

みほ「悲しかったなぁ、悔しかったなぁ。あの時私が助けた人達も戦車道を辞めたりしちゃって……それから少しして、結局私も戦車道を辞めちゃったんだけどね……」ギュウウ

みほ「あの時、あの場所にいたのが私じゃなかったら、皆はどうしたのかな? 落ちていった仲間を助けた? それとも試合の為に皆を見捨てたのかな? ずーっと、ずーっと考えているの」ギュウウ

みほ「もしエリカさんが私の立場にいたのなら助けに行ったのかな? お姉ちゃんならもっと上手くやれたのかなぁ? あの時助けた人達が逆の立場なら……! 私は仲間を助けた事は後悔してない、でも……どうしてあの時、あの場所、あの立場にいたのが私だったのかなぁ?」ギュウウ

みほ「神様がいるのなら……意地悪だよ……」ギュウウ

『エリカ「……みほ……聞いて?」』ギュッ

みほ「……?」キョトン

『エリカ「最初は、あの事を私も怒ったわね。あなたにも辛く当たったわ、ごめんなさい。でも、あなたが黒森峰を去ってから、私もずっと考えていたわ。もしあの時、私があの場所にいたらって……」』ギュウウ

『エリカ「考えても、考えても答えは出せなかった。大会十連覇を掛けた試合で、仲間が目の前を落ちていった時、私ならどうしただろうって。でもあなたは実際にその立場で仲間を助けに行ったわ、それがどういう結果を招くかも知っていたのに」』ギュウウ

『エリカ「みほ……私はあなたを尊敬する。あの時、あなたはきっと選んだのね、それが多くに相反する道でも、あなたは自分で決めたんだわ。そして、それを私達に証明してみせた」』ギュウウ

『エリカ「だから、あの時のあなたを……躊躇無く仲間を助ける選択をした西住みほを誇って欲しい。今なら分かるわ、あなたの……戦車道、あなた自身の道が……」』ギュウウ

みほ「…………?」キョトン

『まほ「完全防音だからみほには聞こえてないぞ」』

『エリカ「え!? あ、あぁぁーーっっ! そうだったぁ!」』


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