ルビィ「前略、スカーフを結ぶのが上手くなりました」
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10:名無しNIPPER
2019/06/19(水) 18:54:51.43 ID:7L9xASmvO
ゆっくりとした動作でベッドから起き上がり、姿見の前に立つ、既にシャツの端々には少しだけ、皺が出来ていた。

スカーフを手に取り、首の後ろに掛ける。捻じれることの無いように手で戻していき、前で二つ揃える。

ルビィ「ええと……お姉ちゃんどうやって結んでくれてたっけ……」

幾度となく自分の胸の前で行われていた事なのに、構造が分からない。無理に揃えて合わせてみても、捻じれによる皺が目だって、何というか、不格好だ。

ルビィ「(うーん……だめ……出来ない)」

あてずっぽうにやってみても、布を一枚、頓珍漢の様に巻いているようにしか見えなかった。

手にしていたスカーフを床に放り出して諦め、ベッドに向かって倒れた。

直ぐに投げるのが、自分の悪い癖だと分かっていた、物も、物事自体も。


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